JAT分科会代表者が考える
個人翻訳者の生き残り戦略
プログラム概要
1985年にSociety of Writers, Editors & Translators(SWET)から生まれ、ボランティアで運営されてきた日本翻訳者協会(JAT)。2025年には40周年を迎える。バブル崩壊、リーマンショック、COVID-19等による環境の移り変わりに続き、昨今はAIの発展と、翻訳者が身を置く状況の変化はこれまでにないほど速い。JATには歴史の長い分科会がある一方で、コロナ禍でのウェビナーの登場やニューノーマルと言われるビジネス環境の変化の中、立て続けに新たな分科会が動き出し、日英英日の言語ペアの枠を越えた翻訳分科会(JATOTH)も立ち上がった。JATENTでは、ゲーム・字幕等、エンターテイメント分野の翻訳者が日英英日の知見を共有する。JATBOOKでは、儲からない、と言われながらも、いつかは出版翻訳をしたい、という翻訳者の背中を押しながら、出版翻訳の現実に迫る。
※本講演は一部英語で行われます
オンデマンド配信スケジュール
2024年10月29日(火)~11月30日(土)
登壇者
フクイ クミコ
福井 久美子
FUKUI KUMIKO
フリーランス翻訳者
イギリスの大学で英文学修士号を取得後、英会話講師として5年間、社内翻訳者として4年間勤務し、2005年フリーランス翻訳者に。2008年に田中敦子さんとの共訳書『神の先史文明 シビライゼーション1』で出版翻訳デビュー。『世にも危険な医療の世界史』(文藝春秋)、『黒衣の外科医たち』(晶文社)、『PEAK PERFORMANCE 最強の成長術』(ダイヤモンド社)、『5秒ルール』(東洋館出版社)、『最強ボーンブロス食事術』(集英社)、『ハーバードの自分を知る技術』(CCCメディアハウス)など、訳書多数。フェロー・アカデミー講師。トランネット特別永久会員。日本翻訳者協会(JAT)出版翻訳分科会 副委員長。
ミヤハラ タケシ
宮原 健
MIYAHARA TAKESHI
Sprachgetriebe Consulting 代表
個人翻訳者(英独日)。広島経済大学(経済学部経営学科会計専攻)卒。Sony EMCSや三菱重工業などの企業で社内通翻訳者の経験を積む。そして母校で留学生アドバイザーとしての専門知識を培った後、2019年に独立。以前同僚だった通翻訳者や同業者交流イベント等で知り合った通翻訳者とチームを組み、100を超える世界中のエージェンシーや直顧客に英独⇄日の翻訳通訳サービスを提供している。主な受注分野:太陽光発電、精密機器取扱説明書/製造/品質管理・保証/広告/契約書、観光案内(ドイツ)、トランスクリエーション、企業ウェブサイト、翻訳通訳コンサル。その他得意分野:経営・マーケティング、国際会計、入管手続き。